円安で割安感が出て条件のいい投資マンションがのびています
Q企業概要は
A台湾の不動産会社で設立30年になります。仲介販売を業務として台湾に400店舗あります。海外展開は中国と日本で、中国は20年の歴史があります。支店は、青島、上海、広州、北京、重慶、蘇州です。日本の支店は、東京のみ。3年前に開設しました。
Q営業物件の内容は
A投資目的の利回り重視のマンションの販売です。
Q不動産市況は
A外国人投資家にとっては魅力的な状況です。円安で割安感が出てきていますし。日本という国は(中国に抜かれたといっても)世界第3位の経済大国なんです。
Q物件の動きは
Aいままでは利回り重視で安い物件を選んだりすることもありましたが、今年に入り、将来的な価値を重視するようになり、条件のいい物件、建物の品質がいいもの、新築物件を買う方が多いですね。
Q顧客は
A台湾の投資家(個人)が多いですね。購入者の80%が23区のなかでも都心のマンションを選びます。旅行では北海道などが人気ですが、物件人気は異なります。顧客の中心は70%が台北の方です。ですから営業対象は日本人は対象外です。基本は台湾人投資家。
Q人気物件の価格は
A投資額でいちばん多いのが一戸6000万円以上、1億円ぐらいのマンションです。
Q営業戦略は
Aこれからもがんばってサービスの内容を充実させていきます。現在、東京にしか支店を開設していませんが、横浜や大阪に支店を出すような方向で考えています。
Q日台の友好関係について
A台湾は歴史的な理由で以前から日本を親しく感じている人も多くいらっしゃると思うんですけど、私も母が日本の教育を受けてきたので日本に対して特別な感情をもっています。一番、印象的なのは震災のときの募金ですね。個人的には、この前、台湾に帰国するため、羽田空港で間違って国内線に行ったところ、スタッフの方が「台湾の方ですか。震災のときはどうもありがとうございました」と台湾ということで感謝されて、国際線の搭乗口までわざわざ案内していただきました。